信頼できる仲間と築く不動産事務サポートの「核」

公開日:2025/07/16 株式会社デザインライフ

岡山県

Webサイト: https://www.delie.jp/

事業内容: その他

従業員数: 1~5名

アシスタント 小山様

小山様

岡山県を拠点に、建築から不動産、相続コンサルティングまで幅広く事業を展開する株式会社デザインライフ。
今回は、同社の不動産事業において、事務サポートの要として活躍されているアシスタントの小山様にインタビューを行いました。

不動産業界未経験からスタートし、事業立ち上げの苦労を乗り越え、いかにして「信頼できる仲間」と共にその役割を確立してきたのか。そして、急成長を支える物件王の活用術や、小山様が描く未来像について深掘りします。

はじめに、御社に入社されたきっかけについてお聞かせいただけますでしょうか?

実は、代表とは以前からの知り合いで、声をかけてもらったのがきっかけです。
会社の「子どものことを優先する」という方針もあって、無理なく始められると思い入社を決めました。

入社後は、デザインライフサロンという、当社デザインライフをはじめとした、提携する各専門家・専門士業と運営をしている、学びと相談の場所を提供する事業の事務を担当していました。ホームページの更新や受付などが主な業務で、不動産業界は全くの未経験だったので、不動産業に関わることになるとは想像もしていませんでした。

随分前ですが、漠然と「資格が欲しいな」という話をしたときに、宅建を取ったらどうかと言われたことはありました。
社長は常に5年先、10年先を考えていらっしゃると思うので、今考えると、社長の中には昔から不動産事業への考えがあったのではないかな?と感じます。

サロン事業のサポートをされていた小山さんが、不動産事業の立ち上げに抜擢された時は、どのようなお気持ちでしたか?

正直、「何を言っているんだろう」としか思いませんでした(笑)。
人がいない状況だったので「誰がやるの?」という気持ちでしたね。当時は相続コンサルタントを担当しており、事務所にいないことも多かったので、本当に驚きました。

不動産事業立ち上げに、抵抗はなかったですか?

最初は、かなり抵抗がありましたね。私は準備をしてからでないと動けないタイプなので、社長の「やってみないと分からない」「失敗してこそ」という考え方とは真逆でした。失敗するのは嫌でしたが、「やるしかない」という状況でしたね。

そんな中、転職を考えていた同級生がいたため「不動産を始めるから一緒にやろう」と、私から声をかけました。
二人でなら頑張れるかなという思いで進めました。
社長に抜擢されたとはいえ、一人ではなく信頼できる方と進められたのは心強かったです。
何でも言い合えるような親しい関係だったので、不安なことも一人で抱え込まず、ネガティブな感情も共有できたのは良かったと思います。
そのスタッフとは今でも一緒に働いてくれていて、二人でなら頑張れるという想いでここまでやってくることができました。

立ち上げ当初は多岐にわたる業務を兼任されていたとのことですが、現在はどうでしょうか?

当時は、サロン業務と並行して不動産業務も行っていました。
現在、営業は「相続コンサルタント」として活動しており、不動産に加えて保険や建築など、取り扱う商材が多岐にわたっています。
そのため、それぞれの分野に関する知識をより深く身につけていく必要があり、私のサポート範囲もかなり広くなっています。

一般的な事務職とは異なり、お客様対応から契約書作成、物件登録、ホームページ更新、各種連絡、売上管理、広告費管理など、基本的な業務はすべて行っています。
事務所での対応が基本ですが、営業担当が不在でどうしても同行が難しい場合は、営業に代わってお客様の内見に同行することもありました。

事務サポートとして、一番大変だったことは何ですか?

立ち上げ当初は本当に人数が少なかったので、明確な役割分担が全くありませんでした。
営業も事務も、資料作成も全て兼任していたので、「全員営業」という体制が、心身ともに大変でした。全てが中途半端になってしまい、なかなか成果も出ませんでした。

事務サポートという役割が明確になったことで、かえって気持ちが楽になりましたね。やるべきことがはっきりしたことで、目標も持ちやすくなり、仕事がしやすくなりました。

兼務による大変さを乗り越えたきっかけは何だったのでしょうか?

二人体制でやっていたところに、今の営業担当の方が入社してくれたんです。そこで「ここしかない!」と思い、私は事務に専念したいと相談させてもらいました。
それが結果的に業務の整理にも繋がり、良かったと思っています。

当時の営業経験は、事務サポートのお仕事にも活かされているのではないでしょうか?

そうですね。営業を経験したおかげで、営業の気持ちが分かる部分はあります。
営業も事務サポートも、お客様だけでなく、業者さんや売主さん、工務店さんなど、本当に多くの方と関わります。その中でうまく立ち回るためにも、営業を経験していてよかったと感じます。

また、「あれして、これして」と指示を待っていたら、何もせずに月末を迎えてしまうことになりかねません。事務サポートは営業のように仕事を取りに行けないので、営業が仕事を取りに行けるようにしてあげないと、私たちがいる意味がないと感じています。

営業さんとのコミュニケーションで工夫されていることはありますか?

営業担当の方には、私から積極的に話しかけるようにしています。価値観や目標がずれていたら大変なので、日頃からコミュニケーションをとることを意識していますね。

「ちょっと元気ないかな?」とか、「楽しそうに帰ってきたな」と感じたら、その都度話しかけています。営業さんは忙しくて、ついつい報告を忘れてしまうこともあるようなので、業務のことも私から確認するようにしています。

営業さんも私も、目的や目標は一緒なので、意見が対立することはあっても、根底でいがみ合うことはありません。いい関係性が築けていると思います。

小山さんから見て、どのような方が事務サポートに向いていると思いますか?

一つ一つの業務に「何のためにこれをするのか」「何に役立っているのか」という意味を見出せる方が向いていると思います。それができないと、結果が見えにくく、ストレスになってしまうと思うので。

あとは、裏方でありながらも、コミュニケーションが上手な人ですね。どっしりと構えていながらも、細やかに丁寧な仕事ができるような、いわば「寮母さん」のような存在が理想です。目立たない仕事でも、責任を持って役割を理解し、誇りを持って取り組める人が理想です。

物件王のサポートについてもお伺いしたいのですが、特に大変だった時期にどのように活用されましたか?

物件王さんには本当に支えてもらいました。Chatworkですぐに質問ができる環境で、レスポンスも非常に早いです。特に少人数でやっている私たちのような未経験者には、すぐに相談できる相手がいるという安心感が大きかったです。この質問で合っているのか分からないような内容でも、優しく答えてくださり、大変助かりました。

物件王さんのツールは、準備ができていない中で本当にありがたかったです。資料やツールが豊富に揃っていて、「これがあれば案内に行ける」と感じるほどでした。特に「研究会動画」はよく見ていましたね。他の加盟店の方が「こういう時はこうする」「うまくいかない時はこれが原因」といったヒントをたくさん得ることができました。

正直なところ、今はまだ「丸パクリ」している段階です(笑)。いずれデザインライフらしい形にしていきたいと思っています。

今後、挑戦していきたいことはありますか?

一つはマニュアル化を進めたいです。今後は、店舗展開も目標にしており、人材も増やしていきたいと考えています。人が増えた時に、物件王さんのツールを活用しつつ、デザインライフ独自のルールも明確にしたマニュアルを作成したいです。「明日誰が死んでも大丈夫なように」という杉村の言葉を胸に、後任者が困らないように準備を進めていきたいです。

小山さんご自身の目標として、今後どうなっていきたいですか?

私の目標は、「人材を増やすこと」、つまりリクルートの強化です。
たくさんの売上を生み出すためには、不動産業務を営業の第一ステップとして位置づけ、しっかりと育成・定着できる流れをつくることが重要だと考えています。

最後に、今後不動産仲介の事務サポートを目指す方々にメッセージをお願いいたします!

未経験で始めた当初は不安が大きかったですが、物件王さんのサポート体制が整っているので、安心してスタートできると思います。そして、事務サポートの役割は本当に重要です。自分がどれだけのことを行い、それが営業にどう影響しているのかを知り、自信を持って仕事に取り組んでほしいです。裏方ではありますが、非常に重要な役割を担っているという誇りを持ってほしいと思います。また、チームのために頑張るという気持ちを持ち、みんなで目標に向かって進んでいけば、きっと楽しく仕事ができるはずです。

担当者からのコメント

未経験からのスタートにも関わらず、他の事業の兼務や「全員営業」体制の中で奮闘されながらも、着実に事務サポートとしての役割を確立された姿勢に、私たちも刺激を受けます。
営業経験を活かし、先回りして営業担当を支えるプロ意識、そして「裏方でありながらも、会社全体の目標達成に貢献する」という強い意志に感銘を受けました。

小山さんは、事務サポートにとどまらず、サポート業務以外のところにも自ら手を伸ばされていて、まさに縁の下の力持ちです。
小山さんの「事務サポートは会社にとって不可欠な存在」というメッセージは、これから同じ職種をされる方々にとって、大きな後押しになることと思います。

これからも、小山さんをはじめ御社のさらなるご発展を全力でサポートしてまいります!
引き続きよろしくお願いいたします!

カスタマーサクセス 梅本